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輝き増す障害者のアート、展示の目玉にも/東京

【2011/12/10付 朝日新聞より引用抜粋】

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201112090312.html

 障害のある人たちのアートに対し、社会的な注目がとみに高まっている。まちづくりの目玉になったり、各地で大きな展示が相次いだり。ありのままの輝きをもつ作品に、閉塞(へいそく)した時代を打ち破る役割が期待されている。

 色の群れが走るペン画に、おびただしい点が刻まれた立体作品……。エネルギーが会場にほとばしる。

 東京都千代田区のアーツ千代田3331で開かれている2回目のポコラート全国公募展(3~25日)の様子だ。全国からの1267点のうち237点が選ばれた。3日は滋賀県近江八幡市のボーダレス・アートミュージアムNO―MAでも、県内の福祉施設21カ所の人たちによる第8回合同企画展が幕を開けた(来年1月11日まで)。

 「ポコラート」も「ボーダーレス・アート」も、おもに知的障害や精神障害のある人たちの作品をいう。ほかにも「アール・ブリュット(生(き)の芸術)」「アウトサイダー・アート」「エイブル・アート」など、立場や見方によって呼び名は異なる。ただ、障害の有無にかかわらず「作品としての魅力に満ち、純粋な行為が図像として見える」(3331統括ディレクターの中村政人東京芸大准教授)点は同じといえる。

 3331は千代田区が民間に運営を委ねる。区は昨年度からの文化芸術プランで、障害者の表現活動への支援を打ち出した。滋賀県は今春、「美の滋賀」発信推進室をつくり、滋賀のアートを全国へ発信する柱として、仏教美術などとともにアール・ブリュットを位置づけた。作品は県立近代美術館への収蔵も検討する。

 改修中の東京都美術館は、企画展の核として障害者のアートを2014年から3年に1度紹介する。画廊経営者の小山登美夫ら美術関係者は昨年から、NO―MAなど全国10カ所を結ぶ「ボーダーレスアートミュージアム構想」のもと話し合いを続け、アール・ブリュットを生かす態勢をめざす。その一環で高知市に今月23日、「藁工(わらこう)ミュージアム」が生まれる。

 なぜ最近、急速な広がりをみせているのか。

 東京国立近代美術館の保坂健二朗研究員は「日本のアール・ブリュットに海外の関心が高まっている」とみる。転機は昨年から今年初め、パリで開かれた「アール・ブリュット・ジャポネ」展。1千点近い作品が「日本のヌーベルバーグ」と賞され、約12万人を集めた。今年は日本に凱旋(がいせん)し、埼玉と新潟、関連する福岡の展示が話題に。世界が日本のアール・ブリュットを「発見」した形だ。

 美術館側の変化も大きい。水戸芸術館現代芸術ギャラリー「ライフ」展(06年)や広島市現代美術館「一人快芸術」展(09年)など、作家の属性にとらわれない、明確なテーマありきの好企画が続いている。

 NO―MAのはたよしこアートディレクターによれば、アール・ブリュットを卒業論文で扱う大学生がこの数年、目立つという。3331の公募展では前回に比べ、福祉施設や学校以外からの応募が増えた。

 展示施設の充実や作品の評価のあり方など課題も多いが、「いろんな特徴がある人を受け入れられない社会でも、アートという文脈なら接点をつくれる。エネルギーを魅力的な点としてまちの中に落とすために、つなぎ役のネットワークが重要だ」と中村准教授は指摘している。(新谷祐一)



テーマ : 福祉関連ニュース
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