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悶々を文章に 見えた自分像/愛媛

【2011/9/14付 朝日新聞より引用抜粋】

http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001109140004

◇発達障害の男性が手記 「僕はアスペルガー」 出版



  人付き合いがうまくいかず衝突を繰り返し、周囲も自分も傷ついた。だが、25歳で出会った医師の助言をきっかけに自分と向き合えるようになった。発達障害の男性が自身の体験をつづった手記が、一冊の本になった。


  松山市の利田潤さん(42) は、3歳の時に小児自閉症と診断された。だが、本人にはずっと知らされないままだった。思い通りに行かないとすぐにイライラし、暴言を吐いた。小学校高学年の時、給食の食べ方や授業中の「おなら」 を周囲にからかわれてから、冗談で笑われても攻撃されていると思い、本気で怒るようになった。気さくに話しかけてくる級友や担任教諭を警戒して遠ざけた。


  大学卒業後、公務員試験に受かり徴税の仕事に就いた。だが、人間関係がうまくいかず、1年で辞めた。その後、母親から初めて自閉症だと告げられた。


  25歳のある日、知人に紹介された精神科医の「F先生」 と面談、「自分のことをノートに書き留めてごらん」 とアドバイスされた。その日から、B5判の大学ノートに思いをつづった。


  人付き合いが苦手なことを「要領が悪いね」 と言われたのに、「手先が不器用だ」 と勝手に解釈して、腹を立てたこと。「松山は東京より暑い」 と思い込み、松山が東京より涼しい日があるとパニックになったこと――気がついたことをつづった。書きながら昔のことを思い出し、イライラすることもあった。でも、書き終えると気持ちが楽になった。


   ――悶々(もん・もん) とした気持ちをはき出し整理することによって、自分と世間との考え方のギャップをまがりなりにも認識することができ、喜びを感じるようになった――


  感情を文章にまとめ、整理を繰り返すうちに、自分を客観的に見ることができるようになった。細かな字でびっしりと書かれたノートは6年間で4冊だ。


  昨年、ノートを通院先のケースワーカーに見せたことがきっかけで、地元の出版社を紹介された。県発達障害者支援センターなどの協力も得て、今年5月に手記を出版。利田さんは「発達障害に限らず、対人関係で悩んでいる人に読んでもらい、ちょっとしたヒントになれば」 と話す。


  10年前から市内の作業所で働いている。今も同僚とトラブルになることもあるが、手記をつづった経験から、感情を抑え、相手の気持ちを考えながら話ができるようになった。「いろんな人に支えてもらいながら、人とわかり合う喜びを知ることができました」 。今も、気持ちが不安定になると、メモ用紙を取り出し、時々の思いをつづる。


  一昨年からは、ボランティアで月に1回、発達障害の子どもと遊んでいる。思わずきつい言葉を投げかける子どもたちを見て「自分もそうだった」 と思う。


 同書を監修した県発達障害者支援センターの森本武彦センター長は「周囲との関わり方がわからずに孤立してしまう人もいる。教育や医療などで、直接発達障害と関わる人にもぜひ読んでもらいたい」 と話す。


  「僕はアスペルガー ある広汎(こう・はん)性発達障害者の手記」 (創風社出版) は税込み1680円。



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